夏になると多くの女性が悩む、化粧崩れ。この時期の1番のお悩みではないでしょうか?
朝ばっちり仕上げたはずのメイクも、通勤中に汗をかいて…会社に着いた時にはもうボロボロなんて、一日のテンションがさがってしまいますよね。
暑さに負けず、崩れにくい化粧のポイントは、なんといってもベースメイクのやり方が重要です。
ベースメイクがしっかりできていないと、アイメイクやチークなどのポイントメイクまで崩れやすくなってしまうのです。
今回は、夏に実践してほしい崩れにくいベースメイクの基本についてご紹介します。夏のセルフ美容にぜひ役立ててくださいね。
ベースメイクの基本アイテム
“ベースメイク”という言葉は、なんとなく知っていても、具体的にはわからない…。と感じている人もいると思います。そもそもベースメイクとは、肌を整え、肌をキレイに見せるメイクのことを言います。まずは、ベースメイクに使うアイテムをみていきましょう。
ファンデーション
ファンデーションは、肌色や肌質を補正して、美しく見せる役割があります。
リキッドタイプとパウダータイプの2つがあり、肌の状態や目指す肌質、生活スタイルで使い分けましょう。
リキッドタイプはカバー力を調整することができ、乾燥肌の人や艶のある肌を目指す方向け。
パウダータイプは手軽にメイクしたい人や脂性肌の人、セミマットからマット仕上げたい人におすすめです。
ベースメイクアイテムの中でも、種類が多く、色選びや使い方など、奥が深いアイテムです。
日焼け止め
最近では、低刺激の顔用タイプや、化粧下地効果のあるものなど、さまざまな種類があります。
紫外線はきれいな肌の大敵です。夏のベースメイクでは、特に欠かせないアイテムなので、メイクをしない日も、紫外線対策は忘れないようにしましょう。
BBクリーム、CCクリーム
化粧下地とファンデーションが一体化した、ベースメイクアイテムです。
特にBBクリームはカバー力が高く、崩れにくいものが多いため、目的や好みによっては使いわけたい優秀なアイテムです。
化粧下地
ファンデーションをしっかり肌に密着させ、化粧崩れを防ぐ役割を持っているのが化粧下地です。
毛穴を目立たなくしてキメを整え、余分な皮脂を抑えてくれる重要なアイテムです。
また、肌に直接ファンデーションをのせないことで、肌を保護するという役割もあります。
崩れない夏向けのベースメイクのためには、ファンデーションの前に必ず使いましょう。
コントロールカラー
コントロールカラーは、肌の色を調整するもので、グリーン、ブルー、イエローなどが多く使われています。
必ずしも必要ではありませんが、ベースメイクの仕上がりがより美しくなるアイテムです。
コンシーラー
クマやシミ、ニキビ跡など、特に気になる部分を補正するために使うのがコンシーラーです。
ファンデーションを塗りすぎてしまうと、厚塗りの不自然な仕上がりになり、さらにはメイクも崩れやすくなってしまいます。
隠したいパーツには、コンシーラーを部分的に有効活用しましょう。
フェイスパウダー
ファンデーションの上から重ねる、ベースメイクの仕上げのアイテムです。化粧崩れを防ぐのがフェイスパウダーの大きな役割です。
皮脂や汗を吸収してくれるので、パウダーを使うかどうかでベースメイクのもちが全く違います。
またパールの入ったものを選ぶと、光を拡散させ、肌に立体感を出してくれます。
化粧崩れに悩んでいる場合にはぜひ使いたいアイテムです。
崩れないベースメイクの基本・順番とメイクポイント
ベースメイクの崩れを防ぐには、正しい方法、順番でメイクすることが大切です。特に、コンシーラーとファンデーションの順番などは、悩んでしまう人もいることでしょう。
崩れないキレイなベースメイクのために、正しい順番とポイントをおさえましょう。
基礎化粧品で肌を整える

ベースメイクを美しく崩れないように仕上げるためには、何より土台となる素肌が整っていなければなりません。化粧水を惜しみなく使い、乳液やクリームでしっかりと保湿し、素肌を整えましょう。
メイクの崩れの主な原因は油分なので、メイク前に使用する乳液やクリームはベタつかないものを選びましょう。保湿後は、ティッシュで顔を押さえて余分な油分を取ります。
日焼け止め・化粧下地をつける
日焼け止め→化粧下地の順番で使用します。適量を手に取り、指の腹で顔の中心から外側に向かって伸ばします。この時、ムラにならないように、薄く均一に伸ばすことがポイントです。
コントロールカラーを使う場合は、化粧下地の後、ファンデーションの前に、気になる色ムラ部分に使用します。
最後に、ティッシュで顔全体をおさえメイク崩れを防ぎます。しっかりと肌となじませるために、時間を少しおいてから次の行程に進みましょう。
ファンデーションを薄く塗る

化粧崩れを防ぐファンデーションのポイントは、できるだけ薄く、少しずつ重ねていくことです。少ないかな、と思うくらいの量を使い、肌トラブルが気になる部分にはコンシーラーを併用してカバーします。
パウダーファンデーション、リキッドファンデーション共に、必ず顔の中心から外側に向かってなじませるのが鉄則です。
目の下の頬の部分は、毛穴にファンデーションを埋めるイメージで、スポンジで叩き込みます。この一手間で、夏場のベースメイクが一気に崩れにくくなります。
コンシーラーを使う場合、順番はファンデーションのタイプによって変わります。パウダーファンデーションなら、化粧下地のあとに、リキッドファンデーションならファンデーションのあとにコンシーラーを使用するのが崩れにくくするポイントです。
フェイスパウダーで仕上げる

化粧崩れを防ぐために、仕上げのフェイスパウダーは欠かせません。パフについた余分なパウダーを必ず落としてから、パフをすべらせるように、ふんわりと肌にのせましょう。
皮脂の出やすい額から鼻筋にかけてのTゾーンは、サラサラになるまでパウダーをのせましょう。
また、アイメイクの崩れを防ぐために、目元にもパウダーをしっかりのせます。下まぶたにフェイスパウダーをのせると、マスカラやアイライナーの滲みを予防することができます。
《日本セルフ美容協会発》崩れにくいベースメイクの基本!・ベースメイクのよくある勘違いとは?

毎日、自然と行っているベースメイクですが、もしかすると、ベースメイクの崩れやすさを自ら生んでしまっているかもしれません…。ご自身のベースメイクの振り返りのために、間違ったベースメイクをしていないか、確認してみましょう!
☑ファンデーションは、肌を綺麗に見せるために一年中隅々までたっぷりと使っている
《日本セルフ美容協会のアドバイス》
ファンデーションは、重ねすぎると崩れやすくなってしまいます。特に、目元や口元などの皮膚が動きやすい部分や、皮脂がでやすいTゾーンにたっぷりとファンデーションをのせてしまうと、メイク崩れの原因となります。パーツによってファンデーションの量を調整することがオススメです。
☑崩れやすい夏は、化粧直しの度にパウダーファンデーションを何度も重ねている
《日本セルフ美容協会からのアドバイス》
化粧直しをするときも、重ねすぎは悪循環のもととなります。テカりを抑えるときは、フェイスパウダーでササッととブラシで重ねる程度に薄くお直しするのがオススメです。ヨレがひどい場合は、コットンに乳液を付けて、崩れたファンデーションを拭ってしまいましょう。その後、パウダーファンデーションを重ねると、メイク仕立てのような肌に復活しますよ。
☑夏のベースメイクはマットな肌じゃないと崩れやすいに違いない
《日本セルフ美容協会からのアドバイス》
マットな肌だから、必ずしも崩れにくいとは限りません。乾燥肌の人は、保湿力のないファンデーションを使ったり、マットに仕上がるベースメイク製品ばかりを使ってしまうと、メイク崩れのもとになることもあります。肌の水分・油分のバランスお整えた上で、肌質にあったベースメイク選びも重要です。
まとめ

夏はどうしてもベースメイクが崩れやすい季節ですが、崩れる原因はアイテムのせいだけでなく、ベースメイクの手順や方法である場合もあります。
・ベースメイク製品の特性を知って、上手に使いこなそう
・ベースメイク前の保湿ケアは入念に!
・ベースメイクの重ねすぎは崩れのもとに。コントロールカラーや、コンシーラーを上手に使って肌トラブルをカバーしながら、肌を美しく見せましょう。
正しい順番や方法でベースメイクをすることによって、崩れにくくキレイに仕上がります。まずは、ベースメイクの基本をマスターして、暑い夏場も快適に過ごしてくださいね。
