せっかくファンデをきれいに塗っても2時間後にはドロドロ。季節に関係なく鼻周りのテカリが気になる等々、オイリー肌には悩みが付きません……。しかし、皮脂がたくさん出ているからってあぶらとり紙で皮脂をとったり、収れん化粧水や拭き取り化粧水でさっぱりさせたりして満足していませんか?オイリー肌を根本から改善するには、スキンケアだけでなく日々の生活の見直しが必要不可欠。この機会に、オイリー肌の原因と対策を理解し、もうテカテカ肌とはおさらばしましょう!
そもそもオイリー肌とは?

オイリー肌とはその名の通り、皮脂がとても多い肌質のことです。しかし、皮脂が多いからって、すぐに自分がオイリー肌と決めつけるのはまだ早いです。オイリー肌は皮脂・水分ともに多いのが特徴。そのため頬は”乾燥するけれど、Tゾーンはテカる”という方は、乾燥によるテカリも考えられます。自分の肌が本当にオイリー肌なのかどうか、きちんと見極めるようにしましょう。
あなたの体質は?オイリー肌チェックリスト
こんな症状があったら要注意!オイリー肌の自覚がない方もぜひチェックしてみてくださいね
□日中、肌のテカリが気になる □油とり紙が手放せない □メイクの崩れ方は、毛穴落ちしてしまったり消えてしまったりする崩れ方 □頬の毛穴が大きく目立つ □頬や額にニキビができやすい □洗顔後何もしなくてもテカテカする □肌のキメが荒い |
これらが当てはまる方は、オイリー肌の可能性が高いです。
ニキビや毛穴の開きの原因にも!
オイリー肌の方の悩みは、メイク崩れが気になることが多いのかと思いますが、実はほかにも皮脂が多いとニキビの原因になってしまいます。また過剰な皮脂が老化角質、汚れなどが混ざって白い角栓の原因にもなってしまいます。さらに空気に触れてしまうと酸化して黒い角栓になってしまう場合もあります。そのほかにも、過剰な皮脂によって毛穴が開いてしまい毛穴の開きが目立ちやすくなってしまいます。
このように、オイリー肌はメイク崩れだけでなくニキビや毛穴の開き、角栓の原因にもなってしまうので今のうちに根本改善しておきましょう♪
オイリー肌の原因
オイリー肌の原因をひとつひとつご紹介します。
間違ったスキンケア
オイリー肌の方は皮脂が気になるあまりさっぱりしたスキンケアアイテムを選びがちです。その上油分は足りているからと水分だけでスキンケアを済ませていませんか? それは、オイリー肌をもっとひどくさせる間違ったスキンケアなのです。実は、十分な油分が足りていないと肌が皮脂不足だ! と勘違いをしてしまいさらに皮脂を出すという悪循環に陥ってしまいます。
また、拭き取り化粧水などで皮脂を取りすぎるのも、オイリーは肌を悪化させる間違ったスキンケアの一つです。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると皮脂が過剰分泌に繋がります。皮脂分泌を促してしまうホルモンは「男性ホルモン」の一種、テストテロンです。実は女性も男性の1/10くらい、このテストテロンを分泌しているのです。ストレスが溜まったり不摂生な生活を送ったりすることで、女性ホルモンのバランスが崩れ、皮脂分泌促成してしまうテストテロンが増えてしまい過剰な皮脂が分泌されてしまいます。
また、排卵日後から生理前に分泌されるプロゲステロンも皮脂分泌を促進する作用を持っています。「生理前にニキビができやすい!」というのはこのホルモンの影響なのです。
偏った食生活
脂っこい食べ物を食べた次の日の朝には顔がテカテカなんて経験はありませんか?実は食べ物には、「皮脂分泌を促進してしまう食べ物」があります。それは、中性脂肪(トリグリセリド)になりやすい成分を含む食べ物です。オイリー肌でお悩みの方は、これらの食べ物を避けて、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。
オイリー肌対策

スキンケアの見直し
オイリー肌のスキンケアは油分を取りすぎず、適度に保湿することが大切です。
✓クレンジング・洗顔
皮脂量が多いからと、クレンジングや洗顔をやりすぎるのは厳禁。クレンジングはしっかり皮脂を落としたいばかりにオイルタイプのものを選びがちですが、よほどメイクが濃くない限りは、ジェルやミルクタイプのものを選びましょう。
また、洗顔のやりすぎにも注意! 洗顔料も皮脂をしっかり落としたいからとスクラブ入りの洗顔や酵素洗顔を選ぶのはやめましょう。なぜなら毎日やってしまうと皮脂を取りすぎてしまい乾燥につながってしまうからです。スクラブ洗顔や酵素洗顔は週に1回程度にしましょう。
✓化粧水・乳液
オイリー肌の方は、「さっぱりタイプ」のものを選びがちですが、それでは肌が乾燥してしまい過剰な皮脂分泌に繋がってしまいます。そのためオイリー肌の方でも、しっかり保湿をするために、乳液も使ってしっかり保湿をしましょう。また、排卵日後から生理前まで分泌される「プロゲステロン」も皮脂分泌を促進させてしまうのですが、こちらをなくしたり減らしたりすることは無理なこと。そのため、この時期のスキンケアは油分少な目で刺激の少ないものを選ぶようにすると、生理前のニキビ改善に役立ちます。
✓スペシャルケア
余分な皮脂を取ってくれる拭き取り化粧水、毛穴を引き締めてくれる収れん化粧水ですが、これらを高頻度にやりすぎてしまうと、皮脂の過剰分泌に繋がってしまいます。これらを使うのは多くても週に1回くらいにしておきましょう。
また、排卵日後から生理前まで分泌される「プロゲステロン」も皮脂分泌を促進させてしまうのですが、こちらをなくしたり減らしたりすることは無理なこと。そのため、この時期のスキンケアは油分少な目で刺激の少ないものを選ぶようにすると、生理前のニキビ改善に役立ちます。
ホルモンバランスを整える生活
ホルモンバランスが乱れてしまうと先ほどお伝えした通り、皮脂分泌を促してしまう男性ホルモンが優位になってしまいます。そのため、ホルモンバランスを整えることが大切なのです。具体的には、「栄養バランスの整った食事を3食、7時間程度の良質な睡眠、適度な運動、体を冷やさない」ことです。簡単そうに見えて実はこれらを生活の中ですべてクリアするのは難しいですよね。無理のない範囲でカラダとココロの声に耳を傾けつつ意識した生活をしましょう。
食生活の見直し
食事でとった過剰な「糖質」と「脂質」が中性脂肪(トリグリセリド)になりやすい食べ物です。これらを食べ過ぎてしまうとオイリー肌の原因の皮脂の過剰分泌に繋がってしまうというわけ。
- 炭水化物
- 糖質を含む甘い食べ物
- 脂質を含む食べ物
- アルコール
皮脂が気になる方は、上記の食べ物を控えめにしましょう。
また、脂質の代謝を手助けしてくれる「ビタミンB2」を摂取することもおすすめします。
ビタミンB2は、
・レバー
・うなぎ
・卵
・納豆
・乳製品
・葉菜類
に多く含まれています。
シーン別・オイリー肌ケア

外出時に油分が出てしまったら
スキンケアや生活習慣の見直しをしていても、皮脂が気になるというときもありますよね。そんなときは脂取り紙を使って皮脂を抑えていませんか? 脂取り紙は皮脂をしっかり吸着してくれるため、逆に皮脂をとりすぎてしまうことにもなってしまいます。すると、何度もお伝えしている通り乾燥から皮脂が分泌されてしまう悪循環に繋がってしまいます。なので皮脂が気になるときは適度な皮脂をとってくれるティッシュを使いましょう。また、それでも取り切れないくらいの皮脂が気になる場合はフィルムタイプではなく和紙タイプの脂取り紙を使ってくださいね。和紙タイプの脂取り紙はティッシュよりは皮脂吸着力大きいですが、フィルムタイプよりかはその力は小さいです。
皮脂量がすごい時には拭き取り化粧水や収れん化粧水に頼る◎
拭き取り化粧水や収れん化粧水は 皮脂をとりすぎてしまい乾燥に繋がってしまうとお伝えしましたが、とんでもなく皮脂が多い方は頼ってみるのも一つの手です。しかし、毎日使うのは厳禁!多くても10日に1回くらいにしておきましょう
セルフ美容協会発おすすめオイリー肌ケア
過剰に分泌された皮脂が紫外線や空気中の酸素に触れると、過酸化脂質となり肌トラブルを招いてしまいます。日頃から和紙タイプのあぶらとり紙やティッシュをつかい、こまめに余分な皮脂をふき取るようにしましょう。ただし、皮脂の取りすぎは余計に過剰な皮脂分泌を招く恐れがあるので、乾燥しやすい頬周りはあぶらとり紙のあとに、ジェルタイプの保湿乳液をコットンにとり、頬に当てるようにするなど軽く保湿ケアをしてあげるのもおすすめですよ。
6まとめ
メイク崩れが深刻なオイリー肌のための対策は以下の通りです。
・皮脂をとりすぎないケアを心がける
・保湿もする
・洗顔のしすぎには注意
・生理前は油分控えめのスキンケアをする
・ホルモンバランスを整える生活を意識する
・食事は、「糖質」「脂質」の取りすぎに注意する
です。
ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。
